BandMix

音楽仲間を見つけよう

無料会員登録
Blog /

音楽史に残る有名バンドの解散10選(その後の再結成も)

音楽史に残る有名バンドの解散10選

音楽史に残る有名バンドの解散も、その原因は世界中のリハーサルスタジオでバンドが解散するのと同じです。音楽性の違い、お金、エゴ、燃え尽き、そして大切なメンバーの喪失。伝説的なバンドの中には二度と一緒に演奏しなかったグループもあれば、オアシスやガンズ・アンド・ローゼズのように、やがて関係を修復してスタジアムに戻ってきたバンドもあります。

ここでは特に有名な10の解散を年代順に取り上げ、それぞれの原因と、2026年10月時点での状況を紹介します。

1. ビートルズ(1970年)

解散の理由:長年の緊張が1960年代後半に限界に達しました。1967年のブライアン・エプスタインの死後に起きたマネジメントをめぐる対立、スタジオでの創作上の摩擦、そしてメンバーそれぞれがソロ活動に傾いていったことが重なったのです。ジョン・レノンは1969年9月にほかのメンバーへ脱退の意思を内々に伝え、1970年4月にポール・マッカートニーが解散を公にしました。その後マッカートニーはパートナーシップの解消を求めて訴訟を起こし、正式な清算が完了したのは1974年末のことでした。

その後:4人が再結成することはありませんでした。1980年にレノンが亡くなった後、残る3人は1990年代半ばの「アンソロジー」プロジェクトのために、彼のデモ音源「Free as a Bird」と「Real Love」を完成させました。音声復元技術の力を借りて完成した「Now and Then」は2023年11月にリリースされ、2025年のグラミー賞で最優秀ロック・パフォーマンス賞を受賞。2025年11月には新作『Anthology 4』を含むアンソロジーの拡大版も発売されました。

2. レッド・ツェッペリン(1980年)

解散の理由:1980年9月、ドラマーのジョン・ボーナムが亡くなりました。同年12月、バンドは活動の終了を発表します。「親愛なる友を失ったこと、彼の家族への深い敬意、そして私たちとマネージャーが共有する揺るぎない一体感から、これまでのように続けることはできないと決断しました」。

その後:ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズが再集結したのはごく短い機会だけでした。1985年のライブ・エイド、1988年のアトランティック・レコード40周年記念コンサート、そして2007年にボーナムの息子ジェイソンをドラムに迎えたロンドンのO2アリーナでのフルコンサートです。それ以降、再結成はありません。

3. ピンク・フロイド(1985年)

解散の理由:ベーシストでありメインのソングライターでもあったロジャー・ウォーターズが創作面でバンドを支配するようになり、キーボードのリチャード・ライトは『ザ・ウォール』の制作中にすでにバンドを追われていました。ウォーターズは1985年に脱退し、バンドは終わったと考えていましたが、デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンはピンク・フロイドの名前で活動を継続。これが激しい法廷闘争に発展し、1987年に和解しました。

その後:ライトが復帰したギルモア主導のピンク・フロイドは、さらに2枚のスタジオアルバムを発表し、スタジアムツアーを行いました。全盛期の4人がそろったのは、2005年のライブ8の一度だけです。ライトは2008年に亡くなり、主に1990年代のセッション音源から作られた『永遠(TOWA)』(2014年)がリリースされました。2022年にはギルモアとメイスンがウォーターズ抜きでチャリティシングル「Hey Hey Rise Up」を発表。2024年にはバンドの録音カタログをソニーに売却しました。ウォーターズとギルモアは今も公然と対立しています。

4. ザ・クラッシュ(1986年)

解散の理由:ドラマーのトッパー・ヒードンは薬物問題が原因で1982年に解雇され、1983年にはジョー・ストラマーとポール・シムノンが、個人的・創作的な緊張の高まりから、ギタリストで共作者のミック・ジョーンズを解雇しました。新しいラインナップで発表したアルバム『カット・ザ・クラップ』は評判が悪く、バンドは1986年初めに崩壊しました。

その後:ストラマーとジョーンズは和解し、2002年11月にロンドンで行われたチャリティライブで、ジョーンズがストラマーのステージに飛び入りしました。しかしストラマーはその1か月後に亡くなり、再結成の可能性は消えました。ザ・クラッシュは2003年にロックの殿堂入りを果たしています。

5. ポリス(1986年)

解散の理由:『シンクロニシティー』(1983年)で人気の絶頂にあった3人ですが、特にスティングとスチュワート・コープランドの性格の衝突に疲れ果て、スティングはソロ活動を望んでいました。1986年に新作のレコーディングを試みたものの、完成したのは「高校教師(Don’t Stand So Close to Me)」の再録音だけで、バンドは静かに活動を止めました。

その後:スティング、コープランド、アンディ・サマーズは2007年から2008年にかけて再結成ワールドツアーを行い大成功を収めましたが、その後ふたたび別々の道を歩みました。2025年には、サマーズとコープランドがバンドのカタログの印税をめぐってスティングをロンドンの裁判所に提訴。解散のビジネス面のもつれは、音楽活動が終わってから何十年も続くことがあるという例です。

6. ザ・スミス(1987年)

解散の理由:ボーカルのモリッシーとギタリストのジョニー・マーの間の緊張、マネジメントへの不満、そしてマー自身の疲労から、マーは1987年に脱退しました。バンドはラストアルバム『ストレンジウェイズ・ヒア・ウィ・カム』の発売前に解散しています。その後、ドラマーのマイク・ジョイスが印税の取り分をめぐる裁判で1996年に勝訴し、溝はさらに深まりました。

その後:ザ・スミスは一度も再結成していません。マーは再結成のオファーを何度も断っており、2025年初めにはモリッシーが、再結成ツアーのオファーを受け入れたもののマーに無視されたと語りました。ベーシストのアンディ・ルークは2023年に亡くなっています。

7. ニルヴァーナ(1994年)

解散の理由:1994年4月、フロントマンのカート・コバーンが自ら命を絶ち、バンドは影響力の絶頂で幕を閉じました。

その後:デイヴ・グロールはフー・ファイターズを結成しました。残ったメンバーのグロール、クリス・ノヴォセリック、ツアーギタリストのパット・スメアは、ゲストボーカルを迎えた単発のパフォーマンスでまれに再集結するだけです。2014年のロックの殿堂入りの式典や、2025年1月にロサンゼルスの山火事被災者支援のために開かれたチャリティコンサート「FireAid」などがその例です。

8. ガンズ・アンド・ローゼズ(1990年代)

解散の理由:ガンズ・アンド・ローゼズが正式に解散したことはありませんが、黄金期のラインナップは1990年代、バンドの主導権と音楽の方向性をめぐるアクセル・ローズとの対立の中で崩壊しました。スラッシュは1996年、ダフ・マッケイガンは1997年に脱退し、ローズはバンド名を保持したまま何年も新しいメンバーと活動を続けました。

その後:2016年、スラッシュとマッケイガンが「Not in This Lifetime」ツアーで復帰。このツアーは史上屈指の興行収入を記録し、再結成したバンドはその後もツアーと新曲のリリースを続けています。2026年には3月から9月にかけてワールドツアーを行いました。

9. オアシス(2009年)

解散の理由:リアムとノエルのギャラガー兄弟は何年も衝突を続けていました。2009年8月、パリでのフェス出演前にバックステージで起きた口論が決定打となり、ノエルはその夜バンドを脱退しました。

その後:15年にわたるソロ活動と公の場での応酬を経て、ギャラガー兄弟は2024年8月に再結成を発表しました。「Oasis Live ’25」ツアーでは2025年7月から11月にかけて世界各地で41公演のスタジアムライブを行い、2026年9月にはイギリス、アイルランド、ヨーロッパ、アメリカを回る2027年の38公演のツアーを発表しています。

10. R.E.M.(2011年)

解散の理由:このリストのほとんどのバンドと違い、R.E.M.は円満に解散しました。結成から31年、マイケル・スタイプ、ピーター・バック、マイク・ミルズは2011年9月に「バンドとしての活動に区切りをつける」と決めたことを発表。その裏にケンカはありませんでした(ドラマーのビル・ベリーは1997年に健康上の理由で脱退しています)。

その後:バンドは再結成の予定はないとしています。2024年のソングライターの殿堂入りの式典ではオリジナルメンバー4人がそろって「Losing My Religion」を演奏し、数年ぶりの共演となりましたが、本人たちは一度きりのものだと説明しています。

有名バンドの解散からすべてのバンドが学べること

スタジアムや大きな見出しを取り払ってみると、原因はどれも身近なものです。エゴのぶつかり合い、お金やクレジットをめぐる言い争い、燃え尽き、そして代わりのきかないメンバーの喪失。ポリスやザ・スミスの例は印税トラブルが何十年も長引くことを示し、R.E.M.は誰も悪者にならずにバンドを終えられることを教えてくれます。

自分のバンドを長く続けたいなら、まずは基本から。問題は早めに話し合い、お金や作曲クレジットの分け方を決め、バンドの取り決めとして書面に残しておきましょう。身近なバンドの解散について知りたい方はバンドが解散する理由と危険サインを、あわせてバンド内の人間関係トラブルへの対処法もどうぞ。

最初から同じ目標を持てるバンドメンバーを探していますか?BandMixに無料登録して、近くのミュージシャンとつながりましょう。